-「クリエイティブな人間じゃない」

クリエイティブな人を超尊敬!というよりも、ただのファンという表現が近いかもしれません。 自分にはものを生み出す才能がないことは、10 歳くらいで気づいていました。ものを作りたくても、才能がないので完全なオリジナルを生み出せない。でも、クリエイティブな才能を持つ人って、かっこいいし、彼らに関わりたい!!自分にできることはなんだろう、そういった人たちの役に立つにはどうしたらいいだろう。そんなことを考えて必死に仕事を探して行き着いた答え、それが「クリエイティブをサポートする仕事」でした。

-「資金があったわけでもない」

やらないわけにはいかないと気づいてしまったら、善は急げです。そして素敵な作家・ブランドに出会う度に、自分一人でできることの限界を感じている頃でもありました。それと同時に自分の事業をやりたいとも思うようになり、たどり着いた答えがこのサービス「KATALOKooo」です。私にしかできないことで誰かを支えることができ、関わる人たち全員がハッピーになれると思うビジネスモデルだったので始めることは必然でした。ただ、やりたいことに資金が結構必要だったみたいで ...笑。システムの開発はチームの理解もあり、なんとか具現化することができました。でも顧客様を増やしサービス自体が少しでも早く軌道に乗るように、また、出店してくれている店子様たちが WEB SHOP で売れた!という経験をペース早く重ねてもらえるように、クラウドファンディングで皆様のお力を借りて加速させる方法を選択しました。

-「クリエイティブな未来のために」 クリエイティブ業界の今後 10 年に一石を投じたい。

誰かのクリエイティブこそが文化を作る、そして暮らしを豊かにするのは誰かの創造性だと私は信じているのですが、そのクリエイティブな業界の未来があまり明るくないように感じることもある今日この頃...。グラフィックデザイナーはデザイン盗用問題で過度に取り上げられ、一流のデザインに対する敵意がフォーカスされる。DIY が流行することで、職人さんの本物の仕事を目にする機会が減ってしまう。うまく写真に撮れたハンドメイド品が、作家や職人のものづくりと同等に並び価格競争のフィルターにかけられてしまう。本来であれば境界のある世界で区別されるべきものが、発信力の強いメディアによってうやむやにされている一面もある気がしています。クリエイティブ = 創造性を発揮することは積み重ねの訓練なので、今の子供たちが大人になるまでに、本物に触れ、そして本気でクリエイティブな業界に飛び込みたいと思えるような未来にしておきたい。消費目的で作られたものではない創造性に触れること、 常にオリジナルを作ろうと本気で勝負しているかどうかを自分の目で見抜けるような大人が増えて欲しい。もちろんなにを本物とするかは、個人の価値観によって異なります。でも私は、自身の世界観でものを生み出し、まっすぐに本物を突き詰めていこうとする人たちと人生を共にすることを決めました。そうしたブレない世界観と想いを正しく発信することで、相応の売上が見込めるようになるのではないかと。ビジネスとして、本物のクリエ イティブが個として成り立つ正直な世界を作ることに貢献したいと思っています。