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“フェミニズム”を題材に作品を手がける刺繍アーティストのRuri Clarkson(クラークソン瑠璃)が、7月11日ー16日の期間に渋谷ヒカリエ8Fでファッション・シリーズ「Chromatope(クロマトープ)」の展示会を開催。
「Chromatope(クロマトープ)」シリーズは世界中の女が声をあげ、古い固定観念からの解放と、歴史の書き手となる決意を宣言した2017年に誕生。
この時代のうねりへの応答としてRuri Clarksonは「伝統紋様を歴史の重みから解放して、少女の心が躍るような軽やかさに描き直す」チャレンジに挑みました。
「図案の研究のために博物館訪れるたび、古い着物にほどこされた絢爛な刺繍紋様を解放したい、という思いを募らせていました。歴史の重みが展示室の薄暗さと共に紋様を過去の世界にとどめおいていると感じたからです。そこで松や唐子紋様をアトリエに持ちかえり、切ったり貼ったり描いたり、水彩やコラージュで展開したり、縫ったりという『お祭り』を繰り返しました。ある日、紋様は私の手の中で生き生きと動き出し、『ガラスケースはもう沢山。街に出て、今を生きる女性に纏ってもらいたい。』と主張するようになったのです。」
今回の会場では品物の注文ができるほか、すぐにお持ち帰りいただけるアイテムも並びます。アートワークの展示も行われるので、アトリエに遊びに来たような雰囲気も楽しめる展示となっています。